安田純平、現在もシリアで拘束中、解放の可能性と安否は！？ [社会]
2015年6月から行方不明となっているフリージャーナリストの安田純平氏が
シリアでイスラム派武装勢力に拘束されている様子を写したとされる
新たな画像が公開された。
本人と見られる男性がオレンジ色の服を着て
「助けてください。これが最後のチャンスです」
と書かれた紙をカメラに向かって持っている様子が写っている。
安田氏は去年６月、トルコ南部からシリアに入り、その後の行方不明となっていて
アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」に拘束されていると見られている。
今後、 安田氏が無事に解放される可能性はあるのだろうか！？
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先日には「ヌスラ戦線」に拘束されていたスペイン人ジャーナリスト３人が解放されたことが明らかになった。
ヌスラ戦線はアルカイダ系組織で、安田氏も拘束しているとされる。
スペイン人３人の解放交渉ではトルコとカタールが仲介したとされ
安田氏の交渉でも両国が鍵を握りそうだ。
ヌスラ戦線は人質の解放と交換条件に高額の身代金を課すことで知られているが、
スペイン政府筋は３人の解放のために身代金が払われたかどうかは明らかにしていない。
カタール国営通信は７日、同国外務省はスペインのイバニェス外務長官から「シリアで拘束されていたスペイン人３人の解放につてのカタールの努力を感謝する」との電話を受けたと伝えた。
安田氏はスペイン人ジャーナリストが拘束される一ヶ月前の昨年６月にシリア北部で行方不明となっている。
スペインでは政府と民間が一緒に救済委員会を作って、ヌスラ戦線の代理人と交渉をしているとされており、スペイン人ジャーナリストの動画は２月にインターネットで公開されたが、現在も拘束されている安田氏の動画も３月に公開されている。
スペイン人ジャーナリストの解放の経緯については明らかになっていないが、ヌスラ戦線は人質解放交渉は行わず、表に出てきているのはトルコにいる代理人だ。
安田氏の動画を公開した人物もヌスラ戦線の代理人を名乗っている。
ただ、スペイン人ジャーナリストでもトルコとカタールの助力が特別に言及されているのは、交渉は「代理人」とだけで行われているのではなく、トルコやカタールという反体制勢力に影響力を持つ国が、ヌスラ戦線本体に働きかけていることが推測される。
反体制地域との連絡や通交は、シリアと国境線で接しているトルコの協力が無ければ不可能だが、実際の交渉ではカタールの存在が重要と見られている。
ヌスラ戦線は昨年１２月に国連安全保障理事会がシリア内戦終結を求める決議を採択した際、「イスラム国（IS）」と共にテロ組織として認定された。
ただ、ヌスラ戦線はこれまで人質を殺害したことはなく、シリアのアサド政権との間で最も激しく戦う反体制組織としてシリア北部の反体制地域で強い影響力を持っており
地域住民の支持を得るために、民間人を戦闘に巻き込まないという方針をとっている。
アルカイダと絶縁はしなかったが、ヌスラ戦線側には極端な排他主義のISとは異なり、地域や国際社会による認知を受けようとする意図があるとの見方もある。
安田氏の解放については、「ヌスラ戦線の代理人」との関係だけでなく、カタールやトルコを通じてのヌスラ戦線への働きかけが重要な鍵となる。
その為には日本政府が主体的に動く必要があり、外交力や交渉力が問われることになる。
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【安田純平、現在もシリアで拘束中、解放の可能性と安否は！？】
日本政府は、菅官房長官が首相官邸に入り、対応に当たっている。
菅官房長官は会見で「画像の分析を徹底して行っている」と語った。
岸田外相は、画像は安田氏本人だと見ていることを以下のように明言した。
「画像につきましては、安田さん本人であると思われます。邦人の安全確保は政府にとって最も重大な責務であるという認識のもとに、様々な情報網を駆使し
全力で取り組んでいます」
別の外務省幹部は、「写真はいつどこで撮られたかは分からない。」と話している。
官邸では写真が公開された約１時間後午前６時前には菅官房長官が入って、危機管理担当の杉田官房副長官らと情報収集など、対応に追われた。
政府高官は、安田氏を拘束していると見られる「ヌスラ戦線」の目的は身代金の要求と判断しているが、日本政府はあくまで身代金は支払わない方針だ。
政府関係者によると、第三国を通じ、安田氏の解放に向け、「ヌスラ戦線」との接触を図っているという。
安田氏解放の可能性は、今後の日本政府の交渉力にかかっていると言えそうだ。
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シリアでイスラム派武装勢力に拘束されている様子を写したとされる
新たな画像が公開された。
本人と見られる男性がオレンジ色の服を着て
「助けてください。これが最後のチャンスです」
と書かれた紙をカメラに向かって持っている様子が写っている。
安田氏は去年６月、トルコ南部からシリアに入り、その後の行方不明となっていて
アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」に拘束されていると見られている。
今後、 安田氏が無事に解放される可能性はあるのだろうか！？
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先日には「ヌスラ戦線」に拘束されていたスペイン人ジャーナリスト３人が解放されたことが明らかになった。
ヌスラ戦線はアルカイダ系組織で、安田氏も拘束しているとされる。
スペイン人３人の解放交渉ではトルコとカタールが仲介したとされ
安田氏の交渉でも両国が鍵を握りそうだ。
ヌスラ戦線は人質の解放と交換条件に高額の身代金を課すことで知られているが、
スペイン政府筋は３人の解放のために身代金が払われたかどうかは明らかにしていない。
カタール国営通信は７日、同国外務省はスペインのイバニェス外務長官から「シリアで拘束されていたスペイン人３人の解放につてのカタールの努力を感謝する」との電話を受けたと伝えた。
安田氏はスペイン人ジャーナリストが拘束される一ヶ月前の昨年６月にシリア北部で行方不明となっている。
スペインでは政府と民間が一緒に救済委員会を作って、ヌスラ戦線の代理人と交渉をしているとされており、スペイン人ジャーナリストの動画は２月にインターネットで公開されたが、現在も拘束されている安田氏の動画も３月に公開されている。
スペイン人ジャーナリストの解放の経緯については明らかになっていないが、ヌスラ戦線は人質解放交渉は行わず、表に出てきているのはトルコにいる代理人だ。
安田氏の動画を公開した人物もヌスラ戦線の代理人を名乗っている。
ただ、スペイン人ジャーナリストでもトルコとカタールの助力が特別に言及されているのは、交渉は「代理人」とだけで行われているのではなく、トルコやカタールという反体制勢力に影響力を持つ国が、ヌスラ戦線本体に働きかけていることが推測される。
反体制地域との連絡や通交は、シリアと国境線で接しているトルコの協力が無ければ不可能だが、実際の交渉ではカタールの存在が重要と見られている。
ヌスラ戦線は昨年１２月に国連安全保障理事会がシリア内戦終結を求める決議を採択した際、「イスラム国（IS）」と共にテロ組織として認定された。
ただ、ヌスラ戦線はこれまで人質を殺害したことはなく、シリアのアサド政権との間で最も激しく戦う反体制組織としてシリア北部の反体制地域で強い影響力を持っており
地域住民の支持を得るために、民間人を戦闘に巻き込まないという方針をとっている。
アルカイダと絶縁はしなかったが、ヌスラ戦線側には極端な排他主義のISとは異なり、地域や国際社会による認知を受けようとする意図があるとの見方もある。
安田氏の解放については、「ヌスラ戦線の代理人」との関係だけでなく、カタールやトルコを通じてのヌスラ戦線への働きかけが重要な鍵となる。
その為には日本政府が主体的に動く必要があり、外交力や交渉力が問われることになる。
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【安田純平、現在もシリアで拘束中、解放の可能性と安否は！？】
日本政府は、菅官房長官が首相官邸に入り、対応に当たっている。
菅官房長官は会見で「画像の分析を徹底して行っている」と語った。
岸田外相は、画像は安田氏本人だと見ていることを以下のように明言した。
「画像につきましては、安田さん本人であると思われます。邦人の安全確保は政府にとって最も重大な責務であるという認識のもとに、様々な情報網を駆使し
全力で取り組んでいます」
別の外務省幹部は、「写真はいつどこで撮られたかは分からない。」と話している。
官邸では写真が公開された約１時間後午前６時前には菅官房長官が入って、危機管理担当の杉田官房副長官らと情報収集など、対応に追われた。
政府高官は、安田氏を拘束していると見られる「ヌスラ戦線」の目的は身代金の要求と判断しているが、日本政府はあくまで身代金は支払わない方針だ。
政府関係者によると、第三国を通じ、安田氏の解放に向け、「ヌスラ戦線」との接触を図っているという。
安田氏解放の可能性は、今後の日本政府の交渉力にかかっていると言えそうだ。
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